美容室でのトリートメントは本当に必要?不必要?


技術の進化と共に、髪への薬剤負担は軽減された。

しかし、ヘアカラーやパーマが化学反応である以上、ゼロにはならない。

また、ブローやヘアアイロンをしていく上でも髪への損傷はゼロにはならない。

 

いろいろな美容師が、この問題について記事を書いていますが

僕なりの見解をここに再掲しておきたいと思います。

 

《美容室でのトリートメントは果たして、本当に必要なのか?》

 

 

という疑問に関して、僕なりの考えをお伝えしたいと思います。

Q&Aで簡潔に言うと

⑴.必要、不必要か?

必要です

⑵.効果はあるか?

あるもの、ないものあります(詳細は後ほど)

⑶.傷んだ髪を本当に治せるのか?

治すことはできません

という感じです。

以下、長い説明になります。

 

 

 

⑴必要、不必要か?について

 

まず、髪の話になってしまいますが、カラーやパーマなどの薬剤によるダメージが何故生まれるのか?

これは言うまでもなく、髪に負担がかかるからというのは推測出来ることだと思いますが、原因は薬剤そのもののせいではなく、プロセスにあります

髪を染める、ウェーブを作る上で、キューティクルを傷つけずに働きかけるのは不可能であり、多くの薬剤はキューティクル内部のコルテックスの部分に働きかけます。

あくまで、イメージですが、表面の皮を、一度無理やり剥いで、中のタンパク質に反応させている。

故に、ダメージを感じるのはカラー、パーマをした直後ではなく、日にちが経ってから傷んだ感じがしてくるのです。

なぜなら、そのプロセスの中で生まれたダメージを、そのままにしてしまうから。

 

そこで、「トリートメントをしましょう!」

 

という美容師の提案につながる訳です。

なので、必要、不必要かで考えると、必要です。

⑵効果はあるのか?

 

美容室でのトリートメントに関して、相場は1500円くらいから5000円、高いところで10000円以上、取るところもあるようですが、それはいろいろな付加価値が付いた値段と言えます。

美容室での値段設定、そのものは時間計算されていることが多く、これも10分1000円が相場と考えていいと思います。

それに加えて、使用するプロダクトの材料費が絡んで、値段を設定しています。

僕の見解として、施述時間が短く済むトリートメントは、それなりの効果であると考えてもらっていいと思います。

一番大事なことは、トリートメント自体、何を目的にしたものか?という点です。

注意したいのは手触り重視の、短時間施術型ポリマー系トリートメント。

イメージは凸凹の表面にポリマー加工して、鏡面仕上げした髪。

確かにサラサラ、ツルツルにはなりますが、修復させる効果は殆ど求められないと考えていいでしょう。

大切なのは、先にも述べたように、どのような履歴で、なぜダメージに至ったのか?また、それをどのように修復に導いてあげるか?が大切です。

効果があるか?ないか?

これをジャッジできる信頼出来る美容師に真剣に髪に向き合ってもらって、最適なメニューを選ぶべきだと思います。

 

 

 

 

⑶傷んだ髪は治せるのか?

 

 

答えはNOです

髪は爪と同じ、死んだ細胞です。角化した細胞がぶら下がっているだけ。言わば、衣類の繊維のようなものです。毎日洗濯して、外に干されているだけで、傷んでいきます。

加えて、ヘアカラーやパーマ、ドライヤーによる風、アイロンによる熱、ブラッシングによる摩擦などのダメージが加われば、髪が傷むのは当然のことで、死んだ細胞を生き返らせることはできません。

 

☆では、何をするのが一番正しいのか?☆

①まずは毎日のヘアケアを徹底的にやる!

面倒ですが、髪を傷めにくいシャンプーで優しく洗い上げ、補修力の高いトリートメントで時間を置く。ドライヤー前、アイロン前、用途に合わせたアウトバストリートメントを使い分ける。

②パーマ・カラー施術の際は、合わせてシステムトリートメントを行う!

美容師の考えも様々、色や形を優先するべきだと考える人もいます。ですが、ヘアカラーやパーマの施述は化学です。化学に負けないように、髪に補修をかけながら負担を少なくする施述が出来る信頼出来る美容師を見つけましょう。トリートメントも多種多様です。素材の現状と、使用薬剤を見極めて負担の少ない施術を、その後のカバーができるトリートメントを行いましょう。

③傷んだ髪は切る!

これは極論ですが、すでに進行の激しいダメージ部分を修復するのは不可能です。一度リセットすることをお勧めします。その後、①、②をきちんと繰り返せば、1年から2年で良い状態に導くことは可能です。

 

 

長くなりましたが、美容室でのトリートメントは重要です。

ただ、きちんと見極めのできる美容師にお願いすることです。

ROSSOは今や、トリートメントやヘッドスパの比率が高いサロンです。

それはスタッフそれぞれが、プロとしてのフィルターを持ってお客様を担当させていただいているから。

その意識こそが、美を売るものの意識です。

 

 

ご予約はこちらから▶︎

 

 

 

では。

Ryoma Yamamoto

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rycreations

横須賀・葉山エリアのヘアサロン【ROSSO Hayama / Sajima】で代表を務める【山本涼馬・ Ryoma Yamamoto】によるブログメディアです。

趣味は仕事と子育てとカメラ。現在、一歳の男児を育てながら「子育て奮闘記」や「飲み歩き放浪記」などパパ目線からのブログを執筆中。

サロンワーク以外にも、モデル撮影や雑誌掲載など、幅広く活動し、ヨコスカクリエイターズ事業協同組合の理事も務めています。

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